本日のテーマは『ヘアオイルの選び方』について美容師目線でお伝えさせて頂きますね。
ヘアオイルを選ぶ時に必ず知っておいて欲しいことがあります。
それは、ヘアオイルの役割です。
ヘアオイルにはいくつか役割があり「髪質改善」「髪の補修」「熱から守る」「乾燥予防」「見た目ケア」など商品によって効果は様々あるんです。
ここで重要になるのが、ヘアオイルにはそれぞれ『効果』が違うという点ですね。
例えば、髪トラブルを抱えている方が髪質改善をしたいのに見た目を改善してくれるヘアオイルを選んでしまうとそもそも効果は実感しにくいですよね。
そうなってしまうと、せっかくお金と時間を使ったのに無駄にすることになります。
そうならない為にも、ご自身がまず何をしたいのかを明確にする必要がありますし、商品についての知識も必要になります。
今回は、ヘアオイルの選び方について美容師目線でお伝えさせて頂きます。
ヘアオイルの役割と選び方
用途によって使い分ける
ヘアオイルは大きく3つの成分に別れることをご存じでしょうか。
- 植物性ヘアオイル
- 動物性ヘアオイル
- 鉱物性ヘアオイル
上記の3つとなります。
簡単にそれぞれの概要をご紹介すると、以下のようになります。
ヘアオイルの種類 | 期待できる効果 |
---|---|
植物性 | 髪質改善が期待できる。 |
動物性 | 髪・頭皮への保湿が期待できる。 |
鉱物性 | ツヤ感と保護効果が期待できる。 |
こんな感じでヘアオイルの種類によって役割が違うんですね。
更にそれぞれ詳しくご紹介していきます。
植物性ヘアオイル
一般的によく知られている植物性ヘアオイルは「椿油」「オリーブオイル」「ホホバオイル」などがあります。
最近ではオーガニック系商品もたくさんあり純度100%の植物性ヘアオイルもあるんです。
成分が植物性ということもあり頭皮や髪の毛に刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすいオイルになります。
オイルが毛穴につまることが少ないので、髪質改善以外にも頭皮マッサージにも使えるオイルが多いのが特徴ですよ。
「髪質を内部から補修したい」という方や、「髪への刺激が少ないヘアオイルを選びたい」という方におすすめです。
動物性ヘアオイル
名前の通り、動物をベースに作られたヘアオイルになります。
代表的な物として「馬油」「スクワラン」になり、スクワランとはサメの油から作られたオイルになります。
動物性オイルの特徴としては人間の肌の潤いを保つオレイン酸などが入っているので肌や髪に馴染みやすい特徴があるんですね。
髪に馴染みやすい油ということもあり保湿が高いので乾燥しがちな頭皮、髪質の方にはオススメできる商品になります。
ただ、植物性ヘアオイルや鉱物性ヘアオイルに比べると商品の種類が少ないのも特徴になります。
鉱物性ヘアオイル
鉱物性ヘアオイルとは鉱物油(石油)ベースの商品になります。
上記2つのオイルとは違い、髪のツヤなど【即効性の高い】商品が多いです。
鉱物性ヘアオイルは植物性オイル、動物性オイルと違いしっかりとした保護効果が高い商品になります。
鉱物性ヘアオイルにはシリコンが配合されている商品が多くあります。
シリコンが悪いわけではありませんが、ケミカルアレルギーがある方は購入前に成分をよく確認した方がいいと思います。
鉱物性ヘアオイルを使った時はすすぎ、洗いをしっかり行いましょうね。
厳選おすすめヘアオイル3選
今回、オススメさせて頂く3商品は植物性ヘアオイルになります。
植物性ヘアオイルを選んだ理由としては、頭皮が弱い方や髪の毛が細い方などにも安心して使って頂きたいので、低刺激で安心して使って頂ける植物性ヘアオイルを選ばせて頂きました。
re true® Oil Care
配合成分 | オーガニックオイル |
---|---|
香り | フローラル |
ツヤ | 〇 |
まとまり感 | 〇 |
仕上がり感 | 〇 |
価格 | 50ml 2,100円(税別) |
オイルはベタっとしてしまってちょっと…という方もいるかと思いますが、re trueのオイルは濃密でありながらベタつかず、ツヤとまとまり感を保ち続けます。
また、re trueのミストケアと同様ドライヤーやヘアーアイロンの熱を利用することで、髪に吸着しツヤを与えなめらかな指通りにしてくれます。
パサつきを抑えまとまりやすい質感を演出してくれますから、髪が広がりやすい方には特におすすめです。
口コミ
髪も細く、頭皮が弱いので「安心」「安全」に使える商品を探している時にre trueに出会いました。
使った感じはベトベトせず、サラッ感じですぐ髪に馴染みます。
以前、別のオイルを使った時は頭皮が痒くなったことがあるのですが、re trueを使い始めては3本目になりますが今までトラブルもなく使わせて頂いています。
re trueを使う前は寝起きの時にヘアセットに時間が掛かってましたが今はすぐにセットが決まります。
美容師目線のレビュー
美容師としてこの商品をオススメするポイントは、エコサートという第三者機関の認証を受けている点です。
エコサートとは化学合成農薬や化学物質に頼らずに、自然の力で生産された有機・オーガニックの品質を保証する有機認証機関です。
メーカー側(販売側)が安心、安全というのは簡単ですが、第三者機関が品質保証をしている所は多くの人に使って頂ける商品です。
N. ポリッシュオイル
配合成分 | 天然由来成分 |
---|---|
香り | 柑橘系の匂い |
ツヤ | △ |
まとまり感 | △ |
仕上がり感 | 〇 |
価格 | 30ml 1,200円 (税別)150ml 3,400円(税別) |
天然由来成分のみでできたオイルになります。
いつも、スタイリングが決まらないという人もN. ポリッシュオイルを使うことで毛先になじませることで、ツヤ感としなやかな動きを演出してくれます。
アウトバスオイルとしても使用可能ので使いやすい商品になりますよ。
口コミ
ヘアサロンに行った際に美容師さんが仕上げに使ってくれたのがN. ポリッシュオイルでした。
髪質は元々直毛で、それがコンプレックスだったので、定期的に大きめのスパイラルパーマをかけにヘアサロンに行ってました。
カールキープ用のムースの前にこのオイルを使うと、ウルウルっとしたカッコいい束感&濡れ髪カールが出来上がるんですよね。
オイルを多く使ってもべたつかないし軽いので助かっています。
美容師目線のレビュー
こちらの商品は有名なので知っている方も多いと思います。
商品コンセプトにもあるように軽さを意識した商品になるので、髪がペッタンコで重い感じの人にはオススメです。
また、天然由来成分なので保湿オイルとして肌にも使用できる点はコスパが良い商品になりますね。
ただ、気をつけておかないといけないのが時間が経つと酸化臭がしてきます。
天然由来成分であるため防腐剤が入っていないので仕方ないのですが、この臭いがダメという方もいますのでご購入の際は小さい30mlから購入することをオススメします。
ALLNA ORGANIC ヘアエッセンス
配合成分 | 天然植物オイル |
---|---|
香り | ティーツリー・オレンジ |
ツヤ | 〇 |
まとまり感 | △ |
仕上がり感 | 〇 |
価格 | 80ml 2,200円(税込) |
合成香料不使用の天然植物オイルで香り付けし、爽やかな森林の香りをイメージで作ったオーガニックヘア美容液です。
流さないヘアマスクとしても使用可能です。
メーカーのオルナ商品は無添加、天然成分にこだわった商品が売りで、敏感肌な方、皮脂の分泌が多い方にもにも使いやすい商品です。
口コミ
髪にサラサラ感を求めてる人には、ピッタリだと思います。
テクスチャーはオイルとは思えないほどサラっとしていて、髪に馴染みやすく、濡れた髪に使用して乾かすと、オイルそのものと同じように髪がサラッサラになります。
もともと癖毛なんですが、知人からストレートかけた?と言われて私が一番の驚きです。
まさか、オイルだけでこんなにも変わるなんて!
美容師目線の口コミ
こちらの商品は10の無添加で頭皮や髪に優しい成分が使われているので敏感肌の人でも安心して使うことが出来ます。
特に、パーマやカラーリングによってヘアダメージ、髪の乾燥している人、ボリュームを抑えたい方にはオススメできる商品です。
しっとりとしたウエット感のあるヘアーにしたい人には向いていない商品ですので気をつけてください。
ヘアオイルの使い方
ヘアオイルには、髪の保護や補修をしてくれる効果があります。
しかし、使い方を間違えてしまうと効果が半減してしまいます。
実感しやすいようにするためにも使い方はしっかり覚えておいてください。
1.タオルドライ
ついつい時間が無い時はゴシゴシ拭いてしまいますが、摩擦をかけすぎないようにしましょう。
摩擦をかけることで髪の毛表面のキューティクルが剥がれてしまうので注意してください。
2.手ぐしで髪をとかす
ヘアオイルを使う前には必ず髪をとかしておきましょう。
髪にオイルが馴染みやすくなるだけではなく均一に塗れるメリットにもなります。
3.ヘアオイルを手になじませる
ヘアオイルを使う時は必ず適量を守ってくださいね。
多く使えばいいという物でもありませんので気を付けてください。
適量を手にとったら両手に馴染ませます。ヘアオイルを直接髪に塗るのはNGです。
4.手ぐしでなじませるようにつける
毛先の内側から髪全体の半分くらいの長さから毛先までヘアオイルをなじませてください。
もみこむように行ってもいいですが、あまり力を入れすぎないでくださいね。
せっかくのキューティクルが剥がれてしまいます。