この記事を訪れたあなたは、
「パーマ後いつからシャンプーをしても大丈夫なんだろうか?」
「パーマを長持ちさせるコツはなんだろう」
こんな悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?
パーマが長続きするかは髪質によるものも大きく、特に髪質的にパーマが長続きしないとお困りの方にとっては、パーマ後のシャンプーやケア方法を知っておくことは大事です。
パーマ後のシャンプーやケア方法を間違ってしまうと、余計にパーマの持ちを悪くしてしまう原因にもなりかねないんですよ。。。
こんにちは、大宮で美容室retrue代表の金子です。
実はパーマの施術時に、パーマ後のシャンプーやケア方法についてお客様からご相談を頂くことが多々あります。
「実際に今までどんなケアを行っていましたか?」
とお聞きすると、意外にも皆様、間違ったシャンプーやケア方法をされてることが多いです。
「きっと他にもパーマ後のシャンプーやケア方法で間違った方法を実践されている方がたくさんいるはず!」
と思いまして、今回は
- パーマ後のシャンプーのタイミング
- パーマ後のシャンプーのやり方
- パーマ後におすすめなシャンプー
についてを、美容師目線でご紹介したいと思います。
それではどーぞ!
パーマ後のシャンプーのタイミングはいつ?
せっかく美容室に来て頂いてパーマをかけたのなら、少しでも長くパーマを維持したいですよね!
パーマには大きく分けてウェーブとストレートの2種類がありますが、長持ちさせるためにまず重要なのはパーマ後のシャンプーのタイミングになります!
実はパーマからシャンプーまでの時間は長ければ長いほどいいです。
理由は2つあります。
- パーマは形が定着するまでに時間がかかる
- 薬剤によって髪の毛の状態が不安定なため、回復するまでの時間が必要
つまり、パーマ後すぐシャンプーをしてしまうとパーマが落ちやすくなってしまい、髪の毛にダメージを与える原因になります。
そのため、時間が必要になります。
パーマが落ちる一番の原因は髪の毛のダメージと言われていますので、焦らず待ちましょう。
ではパーマ後のシャンプーはどのタイミングがベストなのか?
結論から言うと、シャンプーのタイミングは24時間後以降がベストになります。
24時間も経てば、薬剤で傷んだ髪の毛も回復してきているでしょうし、パーマの形もほぼ定着しているためシャンプーで洗い流してもらって大丈夫です。
時間は長ければ長いほど良いですが、24時間待って頂ければパーマは必ず長持ちするのでご安心ください。
ただ、中には「24時間も待てない!」と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方には、軽くお湯だけで洗い流すことをオススメします!
実は、お湯で軽くすすぐ程度であればダメージは少ないので大丈夫です。
髪の毛の汚れはお湯でやさしく洗い流すだけでも7~8割は取れちゃいます。
ただ、本当に長持ちさせたいのであれば、24時間は洗うのを我慢しましょう!
【シャンプーのタイミング まとめ】
★パーマ後のシャンプーは最低でも24時間待つのがベスト!
★どうしても洗いたい場合は軽くお湯だけで洗い流しましょう!
パーマ後のシャンプーのやり方
シャンプーのタイミングをお伝えしましたが、シャンプーのやり方次第でさらに長持ちさせることができます!
なぜかというと、パーマが落ちる一番の原因は髪の毛のダメージなので、いかに髪の毛にダメージを与えないようにシャンプーするかが重要になってくるからです。
ここではそのシャンプーのやり方についてご紹介していきます。
シャンプーはぬるま湯で洗う
パーマ後のシャンプーはぬるま湯で洗うことが大切です。
なぜぬるま湯で洗う必要があるのか?
理由は、髪の毛が熱に弱いからです。
髪の毛はほぼタンパク質で構成されています。
例えばですが、同じタンパク質であるお肉は焦げると固くなったり、卵は焼くと固まりますよね。
これはタンパク質が持つ熱で形が変化する性質によって発生している現象です。
この性質はもちろん髪の毛にも含まれていて、実は髪の毛も熱を当てると形が変化してしまっているんです。
そのため、熱が当たりすぎた髪はヂリヂリになったり、硬くゴワついてしまうわけですね。
つまり、パーマで弱った髪の毛に高温のお湯をあてるのは髪の毛をいじめているのと同じで、大ダメージを与えてしまうことになるんです。
熱による変化でパーマが落ちやすくなってしまいます。
以上の理由から、パーマ後のシャンプーで高温のお湯は厳禁です!
シャンプー中は必ずぬるま湯で洗うようにしましょう!
ゴシゴシ洗わない
シャンプーのやり方で重要なこと2つめは、ゴシゴシ洗わないことです。
なぜゴシゴシ洗ってはいかないのか?
理由は、髪の毛が摩擦に弱いからです。
シャンプーしている時、抜け毛や切れ毛が出てくることはありませんか?
実はあの抜け毛や切れ毛は日々のシャンプー時の摩擦によってダメージが蓄積されたことで発生しているんです。
それだけ髪の毛は摩擦に弱いということなんですね。
つまり、パーマ後の弱った髪の毛をゴシゴシ洗うと髪の毛に大きなダメージを与えてしまい、パーマがかなり落ちやすくなります。
また、抜け毛や切れ毛が多く発生する原因にもなります。
シャンプーはゆっくり洗い流しても汚れは落ちるので、パーマ後のシャンプーはゴシゴシ洗わず泡立たせゆっくりと洗い流すことを心がけましょう。
【シャンプーのやり方 まとめ】
★シャンプー必ずはぬるま湯で
★ゴシゴシ洗わずゆっくり優しく洗いましょう
パーマ後におすすめのシャンプー
パーマ後のケアは、シャンプーがかなり重要になります。
パーマ後のシャンプーで主に重視するべきなのは3つです。
★アミノ酸系の成分を含むこと
★保湿成分を含むこと
★ノンシリコンであること
理由を一つずつ説明していきます。
初めにアミノ酸系の成分が必要な理由は、アミノ酸系以外の成分だとパーマを落としやすくしてしまうからです。
シャンプーには、
- アミノ酸系
- 石けん系
- 高級アルコール系
の3つの洗浄成分があります。
石けん系と高級アルコール系にはアルカリ性の性質があり、洗浄する際に髪の毛のキューティクルを開いてしまうためパーマ剤を流出させてしまいます。
一方、アミノ酸系に含まれる弱酸性の性質は髪の毛のキューティクルを開くことなく洗えるため、パーマ剤の流失を防ぐことでパーマを長持ちできます。
そのため、アミノ酸系がベストです。
2つ目は保湿成分です。
保湿成分が必要な理由は、髪の毛の開いたキューティクルを整えられるからです。
パーマ後の髪の毛はキューティクルが開いてしまっています。
保湿成分によってこの開いたキューティクルを整えてあげることでパーマ剤の流出を阻止できます。
そのため保湿成分が含まれるシャンプーがベストになります。
3つ目はノンシリコンになります。
ノンシリコンがいい理由は、シリコンのコーティングによってパーマを伸ばさないようにするためです。
シリコンには強いコーティング力があり、洗浄の際に髪の毛にコーティングが付着します。
その結果髪の毛が重くなり、パーマが伸びやすくなります。
そのため、シリコンが含まれないノンシリコンがいいです。
まとめると、
★アミノ酸系の成分
└洗浄の際にキューティクルを開かないことでパーマ剤の流出を阻止
★保湿成分
└キューティクルを整えることでパーマ剤の流出を阻止
★ノンシリコン
└コーティングをしないことでパーマ伸びを防ぐ
以上3つのポイントを重視したおすすめのシャンプーをご紹介します。
retrueシャンプー
グレープシード油、スクワラン、モリンガオイルなどを配合し、パサつきを抑えてしっとりとまとまり、髪の表面にさらさら感を与えて指通りを良くします。
保湿効果の高いハチミツ、ヨーグルト、アロエベラ液汁も配合しました。
特にCMC脂質と呼ばれる髪の脂に着目し、研究しています。
ダメージによってCMCが流出することで、髪の保水能力が低下し、パサつきなどの質感の低下につながることが分かっています。
そこで、CMC脂質に構造の似た成分を配合することで、ダメージによって失われたCMCを回復することができます。
CMC脂質の一種「セラミド」に類似した「ポリクオタニム-92」を配合。髪のダメージ部分に吸着し、ダメージをケアします。
さらにCMC脂質の一種である「18-MEA」に類似した「メドウフォーム−δ−ラクトン」を配合。
18-MEAはキューティクル表面にある脂質で、髪のツヤや手触りを良くしますが、紫外線やパーマ、ヘアカラーにより傷んで失われます。
「メドウフォーム−δ−ラクトン」はドライヤーなどの熱により、18-MEAが失われた部分に吸着します。
また、CMC脂質だけでなく、ポリフェノールを多く含む植物性オイルもブレンドし、ダメージを受けて緩んだ髪を引き締め、ダメージを受けた髪を生まれたての髪のように疎水状態へと導きます。